スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)
- 生まれ: 1950年5月13日
- 出身地: ミシガン州サギノー (Saginaw, Michigan, USA)
主な経歴:
- 1961年、11歳でモータウン・レコードと契約。
- 1963年、シングル「Fingertips」が初の全米ナンバーワンヒットを記録。
- 1971年、アルバム『Where I’m Coming From』からプロデューサーとしての自己管理を開始。
- 1972年、『Talking Book』を発表し、「Superstition」でグラミー賞を受賞。
- 1976年、アルバム『Songs in the Key of Life』が全米アルバムチャートで1位を獲得。
- 1984年、「I Just Called to Say I Love You」でアカデミー賞を受賞。
代表作:
- Talking Book (1972)
- Innervisions (1973)
- Fulfillingness’ First Finale (1974)
- Songs in the Key of Life (1976)
- Hotter than July (1980)
- Original Musiquarium I (1982)
- In Square Circle (1985)
- Characters (1987)
- Conversation Peace (1995)
- A Time to Love (2005)
代表曲:
- “Superstition”
- “Isn’t She Lovely”
- “Sir Duke”
- “I Wish”
- “You Are the Sunshine of My Life”
- “Higher Ground”
- “Living for the City”
- “I Just Called to Say I Love You”
- “Part-Time Lover”
- “My Cherie Amour”
トリビア:
- スティーヴィー・ワンダーは、幼い頃にインディアナポリスで発見されたトライゴン症候群の一形態で盲目となった。
- 1964年、最初のヒット「Fingertips, Pt. 2」で歴史上最年少の全米チャート1位獲得者となった。
- 彼のアルバム『Innervisions』(1973年) は、制作中に交通事故に遭い、その際に永続的な嗅覚障害を負った。
- 「Happy Birthday」の曲は、アメリカでマーティン・ルーサー・キング牧師の日を祝日にする運動のために書かれた。
- ワンダーは20以上のグラミー賞を受賞しており、その数は史上最多に近い。
レビュー:
スティーヴィー・ワンダーは、モータウンの黄金時代から現代に至るまで、音楽の境界を押し広げ続けたアーティストです。彼の作品は、ソウル、R&B、ジャズ、ファンク、そしてポップスの融合が特徴的であり、音楽理論的にも革新的なアプローチが見られます。たとえば、「Superstition」に見られるファンキーなクラビネットのリフは、シンプルでありながら複雑なリズム構造を持ち、スティーヴィーがパフォーマーとしてだけでなく、作曲家としても天才的であることを示しています。また、『Songs in the Key of Life』は、デビューから20年以上のキャリアを持ちながらも、彼が一貫して革新的であったことを証明するマスターピースであり、リズム、ハーモニー、メロディの多層的な融合が実現されています。スティーヴィーの音楽は、単なるエンターテイメントに留まらず、人権、平和、社会的問題への強いメッセージを発信しており、その影響力は世界中の音楽家やリスナーに広がっています。
関連映像作品:
- Stevie Wonder: Songs in the Key of Life – An All-Star Grammy Salute (2015)
- Motown 25: Yesterday, Today, Forever (1983)
- Stevie Wonder: Live at Last (2009)
- Classic Albums: Stevie Wonder – Songs in the Key of Life (1997)
関連ミュージシャン:
- マイケル・ジャクソン (Michael Jackson)
- プリンス (Prince)
- レイ・チャールズ (Ray Charles)
- ダイアナ・ロス (Diana Ross)
- スモーキー・ロビンソン (Smokey Robinson)
- アル・グリーン (Al Green)
- マーヴィン・ゲイ (Marvin Gaye)
- リチャード・ティー (Richard Tee)
- ハービー・ハンコック (Herbie Hancock)
- チャカ・カーン (Chaka Khan)